

採用担当
2019年入社
総務人事
経理
採用の決め手は挫折!?
01
選考の際に重視していることを教えてください。
募集職種によって求めるスキルや経験は異なりますが、共通して重視しているのは「誠実な人柄」と「心の成熟」です。
例えば、履歴書に挫折と感じられる経験が記載されている場合、それを環境や他者のせいにしている方は、まだその経験を成長の糧にできていない印象を受けることがあります。
一方で、その経験を自分の中でしっかりと受け止め、乗り越えた方は、入社後も失敗を誤魔化すことなく、建設的に向き合える人材に成長していると感じます。
02
具体的にはどんなことですか?
私自身も、これまでに挫折を経験しています。
前身も含めて15年以上勤めた会社で、育休復帰に失敗し、退職ししたことがありました。0歳から受け入れてくれる保育園には入園できたものの、延長保育が利用できず、毎日早退を余儀なくされました。周囲への迷惑を感じ、罪悪感に耐えられなくなり、結果として退職を選んでしまいました。
その後、会社からは就業規則の変更を提案いただいたり、退職後も1年後、3年後と子どもの成長を見計らった復帰の機会をいただいたりと、本当に感謝しています。
ですが、ゲーム業界は夜型の働き方が中心で、幼い子を育てながらのオフィスワークは難しいと、自分の中で諦めてしまったのです。
次に、保育士資格を取得して保育所に勤務しましたが、一律の正解のない保育に悪戦苦闘しました。
それでも、オフィスワークでは普通だと感じでいたことが保育所では特技と評価されるなど、自分の強みを再確認する機会にもなりました。そして、子どもの小学校入学を機に再びオフィスワークに復帰することができました。
当時お世話になった方々には今でも感謝しています。
特に、保育実習を受け入れてくださった施設の皆さまには心から感謝しています。学ぶ場所を提供していただいたのに、保育士を続けていないことには少し後ろめたさもありますが、現在、「赤ちゃんに癒しの音を届けるプロジェクト」を企画し、毎年母子医療施設にCDを寄附しています。あのときの経験が、今の自分の活動にしっかりと活かされていると感じています。
03
資格があった方が有利ですか?
資格が必須というわけではなく、有利とも限りません。むしろ、どのタイミングで、何の資格を取得されたか、その背景を重視しています。資格を取得する過程での努力や意志が伝わってくる場合、それが大きな魅力として映ることがあります。
04
制作会社では珍しく、残業が少ないですね。
制作の仕事は、突き詰めればどこまでも深掘りできる性質があります。そのため、意識的に公私の切り替えを行い、効率的に業務を進めることを大切にしています。
それでも、慢性的な残業が発生する場合は、業務量が過多であったり、プロセスに非効率があるなど、何かしらの原因が潜んでいることが多いです。そのため、それらをしっかりと見極めて改善することが重要だと考えています。
05
採用決定に必要な条件を教えてください。
中途採用では、そのポジションとの相性が何よりも重要です。 「このポジションが空いていればぜひお迎えしたいのに!」 「採用枠を増やせたらいいのに!」 と、いつもそんな思いで選考に臨んでいます。
私自身、不採用が続いた経験があり、そのたびに自分を否定されたように感じたことがあります。でもそれは、決してその方に何かが不足しているということではありませんとお伝えしたいです。
必ず、相性の良い仕事が見つかると信じています。そして、新しい挑戦がより良いものになるように、心から願っています。